星霜録
南部藩士の子として盛岡市に生まれた新渡戸稲造(1862〜1933)は農業経済学者、教育者として「農業本論」「武士道」などの著書を著わし、世界平和と日本の平和のために貢献、国際連盟事務次長も務めた▼ついこの間まで日銀の五千円札の肖像画に使われていたことは、皆さんがご存知のとおりである。その五千円札をもう一度、よく観察していただきたい。誰がこのようなデザインを最初に考えたのか分からないが、多くの謎が秘められている▼表の菊の紋章は二つに割れている。日本の皇室の紋章を半分にした意味、さらに新渡戸の肖像画の右上に首を切らんとするかのような鎌≠ェある。裏面には富士山の絵がある。水面に写った逆さ富士と思いきや、実はヨーロッパにある山で富士山ではない。ご丁寧にユダヤのマークまで付いている▼日本橋の日銀周辺は三井財閥の土地。世界を支配する財閥ロスチャイルド家とは歴史的に深い関わりがある。その屈辱的≠ネ5千円札は樋口一葉に変わったが、一説ではアメリカの対立するロックフェラー財閥は、ロスチャイルド色の新渡戸5千円札が気に入らなかったらしい▼日本はアメリカの属国?竹中平蔵国務相はロックフェラー財閥のハーバード大学に学び、日本をロックフェラー傘下にするための特命を受けている。竹中平蔵氏を改革の主人公にして、金融機関再編、郵政民営化を推進させ、さらに日本のお金をアメリカに持って行こうと企んでいるのだ。(正)

千葉の歴史検証シリーズ33
成田国際空港「血と涙の歴史」11
大変だ!パイプラインが造れなくなった…
 パイプライン建設工事に伴う補償費支払いのメドはつかないが、ジェット燃料がなければ、飛行機は飛ばせない。頭を抱えた空港公団は、なんと見切り工事≠始めた。これに激怒したのが、当時の荒木和成千葉市長である。一部で始めた工事を、もとに戻すよう公団に命じた。飛行機を飛ばす前に、肝心のジェット燃料ですったもんだ≠したのだから、これはもはやマンガ的≠ニ言ってもいいかも知れなかった。
 空港公団としては、荒木市長の逆鱗に触れた≠ニしても、どうしてもジェット燃料を成田まで運ばなければならない。そこで公団はどうしたか…。
 11億円の支払いがパー
 昭和47年8月になって、ジェット燃料をなんと国鉄(当時)の貨車輸送に頼ることにしたのである。この暫定輸送案は、千葉港と茨城県の鹿島港の2ルートで成田空港まで運ぶというものだった。大塚空港公団総裁の後任の今井栄文総裁が、塩川運輸相から代わって就任していた佐々木運輸相を訪れ、「暫定輸送案」の検討を報告、同月14日にこの案が正式決定した。
 このため、公団と荒木市長との間で約束していた、環境整備費約11億円の支払いはパー≠ニなってしまった。ジェット燃料の貨物輸送が、曲折があったにせよ、何とか実施に漕ぎ着けられたのは、「約束破りは許せない」と強硬だった荒木千葉市長が急死したことが転機になった。昭和52年5月のことである。
 同年7月に選挙が行われ、当時の第二助役から出馬した、松井旭氏が当選、新市長は空港公団の協力要請に応じることにしたためである。
 貨車による暫定輸送の見返り≠ニして運輸省は、千葉市が求めていた市内2カ所の踏切の立体化や、西千葉駅近くの国鉄跡地の払い下げを認めた。
 昭和52年9月14日、運輸省と千葉市は協定書に調印、ここに茨城県の鹿島ルートに加え、千葉ルートによる貨車輸送が、やっと解決した。
 貨車によるジェット燃料の暫定輸送の期限は、昭和56年3月までと、この時点では決められていた。
 先に書いておくと、この期限は守られなかった。正式に調印したのに…。これについては、あとで書くが、とにかくすったもんだ≠フ末、貨車輸送になったので、これに伴うダイヤ改正を行うことになり、国鉄は具体的な輸送計画を発表した。
 それによると、鹿島ルートでは13両から18両編成の貨物列車5本で、1日3800キロリットルを、千葉ルートでは12両編成の貨物列車2本で、1200キロリットルをそれぞれ輸送する。一方で在来線のうち、東京〜成田間の快速電車を増発することにした。
 さて、空飛ぶ飛行機≠ニ地上をトコトコ走る貨物列車≠ニの「友好関係」は、パイプラインが完成するまでの3年間となっていたのに、これがまたまたパー≠ノなってしまう。そしてひと騒動≠ェ持ち上がるのである。
 ここで、ちょっと横道にそれるが、成田空港を造るとき、成田は「国際空港」羽田は「国内空港」にするというのが、政府が約束した大前提だった。そのために実に数知れない血≠ェ犠牲になったのである。
 しかし、外国からの国賓、要人、海外に出張する小泉首相が利用するのは、羽田空港。エライ人≠スちも成田を使わない。
 かつての閣僚の中から「羽田も国際空港に」と発言する者も出る始末。それなら初めから海を埋め立てて、羽田を拡張すれば良かったではないかという、議論も出てくる。
 こうした問題は、この連載の最後に触れたい。次回から政府・公団が約束を守らなかったことによる騒動≠ノ入ろう。(つづく)

学校物語 86 千葉市立椿森中学校
職場体験を通して人間関係のつながりを学ぶ
中央区椿森の閑静な住宅街にある「千葉市立椿森中学校」は、昭和23年4月に「千葉市立第四中学校」として創立、昭和26年4月に現在の校名に変更、全校生徒334人が勉学に励んでいる。
 教育目標に「豊かな心を持ち、自ら学び考えて行動できる、たくましく生きる生徒の育成」を掲げ、「進んで学び自己を高める生徒」「心身を鍛えやり抜く生徒」「長所を認め合い思いやりのある生徒」の育成に努めている。同校では、人間関係のつながりを重視する教育の一環として、2年生の職場体験学習「ワークステイ」を実践している。多くの中学校では普通2日間行っているが、同校では秋頃に4日間実施している。近隣の約35の企業やお店等で生徒たちは様々な職業を体験する。スーパーやレストラン、そば屋、花屋、美容室、保育所などに2〜3人の小グループ単位で出かけ、仕事をしながら社会のルールやマナーや人間関係を学んでいる。
 「ワークステイ」を経験した生徒たちから「仕事の厳しさを知った」「大変な仕事だがやりがいがある」「職場の人が仕事に取組んでいる姿は真剣で輝いて見えた」「自分の挨拶の声が小さくて反省した」「美容院で上手くカットできて嬉しかった」「保育士の仕事も将来の選択肢として考えたい」などの感想が寄せられ、様々な職業を肌で感じ、仕事の大変さや人間関係を結ぶことの難しさ・大切さを学び、職場体験の報告や感想をまとめた文集を作り、職場に送っている。
 1年生は、近隣の職場を回って働く人に資格の事や仕事の苦労・やりがい等をインタビューし、職業調べに挑戦。3年生は秋頃に、進学希望の高校等を訪問する進路先体験を実施。訪問した学校等の報告書を作成して発表会も行っている。
 部活動も熱心で、バスケットボール男子とハンドボール男子は千葉市総合体育大会や県大会で大活躍をしている。また、同校は歴史ある伝統校のため、地域の人たちの中には同校を卒業した人たちが多く、PTA活動も活発で、地域全体で支援する気持が強く、保護者は部活の試合を応援する。父親の集まり「おやじの会」では、年度末に校内の修理等も行っている。【浦野美智子】

市民ガイド
千葉市美術館 近・現代日本美術のあゆみ
千葉市美術館がこれまで収集してきた約130点の作品を絵画・版画・写真・彫刻の各ジャンルにわたり展示します。主な出品作品=鏑木清方「薫風」、橋本関雪「水城暮雨図」、山口長男「構成−黄〈迷〉」等▼会期/5月21日(土)〜7月3日(日)10:00〜18:00(金曜は20:00まで)月曜休館▼入館料/一般200(160)円、大高生150(120)円、小中生100(80)円※カッコ内団体30名以上▼問い合せ/千葉市美術館

中山恭子氏の倫理特講演会
テーマ「拉致問題にかかわって」
▼日時・平成17年5月21日(土)午後2時受付開始▼場所・千葉県教育会館▼会費・1500円(先着500名限定)
※お問合せTEL286・9911(塚本)FAX286・9915

保育士試験
受験資格は短大卒以上の方▼試験日(筆記)8月3日(水)4日(木)(実技)10月15日(土)・16日(日)
▼会場・千葉経済大学▼願書受付期間・5月9日(月)〜20日(金)
願書配布場所 県児童家庭課、各健康福祉センター(保健所)願書配布期間5月13日(金)まで。全国保育士養成協議会▼お問い合せ フリーダイヤル 0120-419482
HP http://www.hoyokyo.or.jp/

モラロジー生涯学習セミナー
「心がつくる人生、人生を10倍楽しく生きよう」をテーマに心のあり方に焦点を当て、心豊かな人生、健全な家庭作り、社会づくりを考える▼日時/5月15日(日)10:15〜16:00(受付9:45〜)▼会場/千葉市生涯学習センター(中央区弁天3-7-7)▼参加費/2,000円(昼食代、税含む)心がつくる人生テキスト持参、お持ちでない方は315円にて販売しています▼申込み/千葉稲毛モラロジー事務所(稲毛区長沼原30-1 サトウオート内・代表 佐藤正直 TEL259-1733▼主催/財団法人モラロジー研究所

「オペラのいろは」シリーズ4
千葉で見られる迫力の小空間オペラ!はなみがわ風の丘HALL主催公演、モーツァルト「コジ・ファン・トゥッテ」▼日時/6月19日(日)16:00開演の部、6月26日(日)14:00開演の部▼入場料/一般自由席4,200円、小中高学生席1,000円(エリア指定)。26日の公演終了後、ソリストを交えた交流お茶会(600円)▼チケット申込み・問い合せ/はなみがわ風の丘HALL TEL・FAX273-4217 (花見川区朝日ヶ丘)

松元ヒロの動くかわら版
松元ヒロのソロライブ・風刺コント。笑いっ放しの90分。笑いながら涙が出、知恵が湧き、元気になる▼日時/5月21日(土)14:00〜16:00▼会場/千葉市生涯学習センター▼事前に申込みチケットを購入。会員無料、非会員500円▼定員/280名▼主催/千葉市の図書館を考える会▼問い合せ/石原 TEL255-8436

千葉市立千葉高校吹奏楽部 第27回定期演奏会
▼日時/6月12日(日)14:00開演▼場所/千葉市民会館大ホール*入場無料♪曲目・「宇宙戦艦ヤマト」「バレエ音楽シルヴィアより『バッカスの行進』」「キャンディード序曲」音楽劇「楽部ワイドスペシャル第27話『消えた太郎と危険な香り』」他▼問い合せ・TEL274-7601(大谷)

こみなと稲毛ギャラリー
5月の予定
▼5月17日(火)〜22日(日)アトリエ・デ・ザール5周年展(絵画)▼ギャラリー使用などお問合わせ・TEL252-4713こみなと稲毛ギャラリー(小仲台2-3-12 JR稲毛駅1分)

ノートパソコン譲ります
ウインドウズXPノートパソコンを38,000円で(ワード・エクセルすぐ使用可)▼お問い合せ/登地 TEL090-7489-8914

カルチャーセンター稲毛 生徒・教室利用者募集!
会議・研修会にもどうぞ。メイク教室、ステンドグラス、マミフラワーデザイン、イラストレーション、パッチワーク、キルト、油絵、書道、ろう造花、手書き染め等。問合せはC244・3989【設計士の住い塾】家ができるまでのプランニングから業者選び、資金計画まで▼日時・5月28日シ午後1時〜3時▼問合せ・アイム設計C244・3989

今月の人
平常心を培う日本の武道 ケント・ソレンセン さん(41歳)
日本の古流武道師範を務めています
 ケントさんは日本人にも古武術を練習する人は少なくなっているのに、外国人でありながら師範を認められるまで鍛錬してきた人で、その努力は並み大抵ではなかったでしょう。
 稲毛に住んでいて、普段は稲毛サティのカルチャーなどで英会話の講師をしています。
 ケントさんの出身は北欧のデンマークで、23歳の時に来日しました。青い空と海に囲まれた、緑多い王国からやって来て以来、18年間一筋に日本の武道に励んできました。技は、柔、剣、棒、薙刀、槍、鎖鎌などを得意としています。現在は戸田派武甲流で、師範を務めています。そのほかにも天真正伝香取神刀流を学び修練しています。
 戸田派武甲流ではアメリカやフランスなどから練習に来る外国人が多く、時には日本人よりも多いことがあります。
 そこで育った弟子は海外に帰って行き、日本の武道を広めているわけです。
ケントさんはデンマークに帰らずに、好きな日本で修行を続けていくと言います。
「お世話になった先生にお返ししたいですし、日本の古流武道を伝える人が皆海外に出てしまったら貴重な技を継承できなくなりますから」という。
  なぜ稽古を続けるのか、また、そこから何を学ぶかを聞いてみました。
 ケントさんは「心構え、つまり平常心を学び取ることができました。武道の鍛錬は技だけではなく、現代にも通用する心構えを養います。
 何があっても心が乱れない、いつも落ち着いている、そしてまわりに何かあると無意識に感じる感性が大切です。師範となった今も、また、これからも自分の技に満足しないで稽古するのみ。初心を忘れず毎日少しずつ稽古を続けます」と語る。
 地道に堅実に歩むケントさん、これからも日本の伝統精神を私達に伝えて下さい。
【取材・松本恵美子】


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