千葉の歴史検証シリーズ28 成田国際空港「血と涙の歴史」 6
忘れてはならない多くの血の犠牲
 空港建設の最後のヤマ場となり、反対同盟・農民・三派全学連、さらには機動隊隊員まで襲撃されて死亡するという、空港用地確保のための、第2次土地収用代執行の、すさまじい模様にふれる前に、さまざまな事件を書き留めておこう。

 第1次成田事件
 昭和43年2月26日反対運動を展開してきた三派全学連が、初めて機動隊と大規模な激突を展開した。成田市役所そばの市営グラウンドでの反対派集会に、約1700人が集合。その多くは中核派だったといわれる。
 集会後、デモを開始した全学連は市役所前で、持っていたプラカードを角材として庁舎内に乱入、機動隊の警備が十分でなかったこともあって、多数の負傷者を出した。その後も過激派は3月10日・31日にも集会を開き、そのたびに機動隊との衝突を繰り返し、双方で2千人以上の負傷者、2百人以上が逮捕された。
 知事邸、代議士宅ゲリラ
 昭和59年11月27日千葉市の沼田知事宅、成田市の水野清衆院議員事務所、松戸市の友納衆院議員(前知事)事務所、木更津市の浜田幸一衆院議員事務所の4カ所に時限発火装置が仕掛けられ、いずれも午前3時ごろ出火したが、発見が早かったため被害は少なく、けが人も出なかった。この年は過激派学生によるゲリラ事件が多発、9月19日には、東京永田町の自民党本部の一部が火炎放射で炎上するという事件が起きている。
 清水建設社長宅に放火
 平成2年2月27日、2期工事を請け負っていた清水建設の吉野社長宅で時限発火装置による放火ゲリラが発生。中核派が犯行声明を出したが、大企業のトップを狙ったゲリラは初めてだけに、衝撃は各方面に走った。2階建て約190平方メートルのうち、140平方メートルを焼いたが、就寝中の社長夫妻は逃げて無事だった。
 都はるみコンサート
 平成3年8月10日、空港2期工事予定地内にある反対派農家の庭で、歌手の都はるみさんが出演して「三里塚の星空コンサート」が開かれた。反対同盟熱田派が、同盟結成25周年を記念して企画したもので、反対派以外の住民も加わり、また成田市など周辺一市七町が後援、空港公団も支援した。反対運動は、なお続いたが、流血の闘争の中にも、こうした催しが行われたことは記録されていい。
 このほか、県の土地収用委員会の小川会長が、昭和63年9月21日に過激派によって重傷を負わされ、その後収用委員全員が辞任、収用委員を引き受ける人がなく、最近までその状態が続いていたのも、空港問題の特殊性を示すものといえよう。
 さて、いよいよ流血の大惨事となった第2次強制代執行にふれることになる。対象となったのは、収用委員会の裁決では14カ所だったが、空港公団は、うち10カ所について代執行を請求していた。
 ここで再び、当時の知事の友納武人氏の著書から引用させてもらう。
「昭和46年9月20日に、第2次代執行を行った。今回は川上副知事が自ら責任者になってくれた。慎重を期して、開港にどうしても必要な土地だけに限り、公団の申請12カ所中、差し当たり緊急な5カ所を対象とすることにしたが、この中に2カ所だけ心配な所があった。それは、一つは学生が建てた鉄塔で、力学的に不完全で折れやすいから、特に慎重を期すことが必要だった」友納知事の予感は、不幸にして的中してしまった。「もう1カ所は一軒の農家だった。過激派学生が地下壕を掘って拠点にしており、土地収用にもっとも困難が予想された。代執行する450坪は、農家でも宅地でもない。崖とか荒れ地で、こんな土地を111人もの社会党・共産党の国会議員などが工事を妨害するだけに所有していた」。
 代執行の現場は戦場≠ニ言っても大げさでなかった。身体中火だらけになった作業員、紅蓮の炎に包まれた鉄塔の上にいる学生達。この凄惨な現場の模様を、実地で指揮・取材に当たった、この連載第1回に登場した、全国紙の元千葉支局長に当時の生々しい現場を再び語ってもらおう。 (つづく)

学校物語 81 千葉市立幸町第1中学校
地域のボランティア活動にいきいきと取組む
美浜区幸町2丁目にある「千葉市立幸町第一中学校」は昭和44年に創立。全校196人の生徒が勉学に励んでいる。学校教育目標に「豊かな人間性を持ち、未来を逞しく切り拓く生徒の育成」を掲げ「学ぶ努力をする生徒」「公正に行動する生徒」「健康を創造する生徒」「社会に奉仕する生徒」の育成に励んでいる。
 文化祭や体育祭、修学旅行などは生徒たちの実行委員会形式で実践しているが、生徒たちは「自分たちの力で作り上げる」という意気込みで熱心に行事に取組んでいる。 6月に行われた3年生の修学旅行は2泊3日の信州旅行。そば打ち体験やわさび農園見学、時計作り、オルゴール作りなどの体験学習に励んだ。
 10月開催の文化祭では、英語のスピーチや吹奏楽部の演奏、ギター演奏、バンド演奏、全クラス参加の合唱コンクールなどが行われ、保護者や地域の人も楽しんだ。11月には1年生が1日だけの職場体験に挑戦。地域の保育所やレストラン、ガソリンスタンド、銭湯、スポーツ店などで、いきいきと仕事に取組んだ生徒たちは将来への夢をふくらませた。
また、地域の敬老会には約40人の生徒がボランティアで参加。敬老会の運営や準備、高齢者のお世話などを行った。
 同じく、地域の行事である伝承遊びは11月に行われ、地域の高齢者が講師になり、けんだまやおはじき、べーごまなどを小学生に教えたが、同校の生徒たちがボランティアで指導とお手伝いを担当した。同校の生徒会会長は女子生徒であり、ボランティア委員会や放送委員会、学習委員会など7つの専門委員会のうち6委員会は女子生徒が部長を担うなど、女子生徒の活躍が目立つ。同校でも男女混合名簿を実施。家庭科が男女共修ということもあり、男女が一緒に学び合いともに様々な活動をする中で、同じ仲間として同じ人間として尊重し合う意識が浸透している。  【取材・浦野美智子】

あの店この店 年越し蕎麦はこの店で
手打ちそば 楽庵
 モノレール小倉台駅近くの「楽庵」は吟味したそばの実を石臼で挽く本格的な手打ちそばの店。
 素朴なそばのあまみと香りにこだわっている。大晦日の年越しそばは、天ぷらそば・天せいろ(1575円)と鴨なんばん・鴨せいろ(1365円)がお薦めで鴨肉は国内産の新鮮な肉を使っている。年越しそばはお持ち帰りも用意してある。新年は三日より営業、昼の懐石「楽膳」は平日の昼のみで、そばがきぜんざいと抹茶がついて2100円。夜の鴨鍋懐石は蕎麦豆腐から始まる豊富な品数に仕上げは鴨鍋に手打ちうどんで満足度100%。お値段は3675円とお手頃で、昼夜とも要予約2名様より。昼11時半〜14時半・夜17時〜20時、水曜定休「楽庵」Tel.234・1811(小倉台駅より千城台方向右側徒歩2分)
蕎麦処 利兵衛
 稲毛東の「利兵衛」は、ほの暗い照明と荒削りな室内装飾、屋号の「利兵衛」が、蕎麦のもつ素朴さにぴったりマッチしてそば通に期待感を持たせてくれる。蕎麦好きが嵩じて蕎麦屋になったという主人の作る「天せいろ」(1700円)は何といってもこだわりの逸品で期待に応えてくれる。その他「鴨なんばん」(1600円)「てんぷらそば」(1700円)がお薦め。血を清めるという薬膳風の「だったんそば」(900円)も評判がよい。年末は29日ふく蕎麦、30日みそか蕎麦、31日年越し蕎麦のみ夜10時までと3日間に分けて営業。新年から鴨鍋をメニューに加えるので是非おためし下さいとのこと(要予約2名様から、一人前3500円より)。1月は3日から営業。水曜定休。
蕎麦処「利兵衛」稲毛区稲毛東浅間通り(トヨタレンタカー前)Tel.244・9512
稲毛・長寿庵
 閑静で落ち着いた稲毛町の一角にある長寿庵は、お店の暖かい雰囲気が家庭的で居心地がよい。お蕎麦は北海道産石臼挽きそば粉が主で、つゆも口当たりのよい大人にも子供にも好まれる味と評判。今の季節にお薦めするのは「特大えび天そば」、びっくりするほど大きなえび天が入って1300円のお値段は絶対お薦め。「からみ大根おろしそば」も大根の産地にこだわり、びりっとした風味で季節を問わず好まれている。またご飯とのセットメニューはボリューがあって800円からと手頃なお値段で人気がある。大晦日の年越し蕎麦は夜10時まで、お持ち帰りは4人前2000円。「長寿庵」Tel.246・9065
(木曜定休・駐車場有り)

市民ガイド
清水六兵衛歴代展
-京の陶芸・伝統と革新-

初代六兵衛が京都で作陶を始めて以来、伝統的な京焼の世界に絶えず新しい風を送り続けてきた清水家歴代の作品を中心に約200点を紹介する▼会期・11月30日〜1月23日(日)▼時間・10:00〜18:00*金曜は20:00まで▼休館日・月曜と年末年始(12月29日〜1月3日)▼入館料・一般800円(640円)大・高生560円(450円)中・小生240円(200円)カッコ内前売団体料金▼問い合せ・千葉市美術館Tel.221-2311
東京湾海堡シンポジュウム
▼日時・12月18日(土)13:00〜17:00▼会場・富津市富津公民館(富津市新井932-34)▼内容*記念講演「叡智を結集した海堡建設」日本港湾協会名誉会員 小野寺駿一*基調講演「ドンタクなしの海堡建設と富津の人々」東京湾学会理事長・江戸川短大名誉教授 高橋在久*瞑想詩劇「海堡技師」より(原作 岩野泡鳴)県立君津高校演劇部▼入場無料▼主催・国土交通省関東地方整備局東京湾口航路事務所▼参加申込・問い合せ・(有)ダブルエ-エ-インタ-ナショナルTel.03-5767-0311・FAX03-5767-0312
海ほたるでカウントダウン
美しい夜景と特別イルミネーションの中、新年へのカウントダウンが開始され、新年を祝福する数百発の花火が東京湾上空に打上げられる。また、例年元旦6:50頃、東京湾の真ん中に初日の出を望む。1月2日・3日には福袋を特別販売▼12月31日〜2005年1月1日▼東京湾アクアライン「海ほたるパーキングエリア」▼問い合せ/海ほたる事務局 TEL03-5212-6840
働く女性のための講演会
「はたらく私・かがやく私」
〜今、飛翔の時〜
弁護士の中野麻美氏による働く女性たちの現状と今後の課題についての講演。働くことは生きること。自分らしい働き方を探ってみませんか?▼日時/12月12日(日)10:00〜12:00(開場9:30)▼会場/千葉市女性センター▼無料(要申込)・定員200名▼申込と問い合わせ TEL209-8771 FAX209-8776
地球交響曲・第5番上映会
「全ての存在は繋がっている」をテーマに、生命の大切さ・地球環境を考える龍村仁監督のドキュメンタリー映画上映▼日時/2005年1月16日(日)12:30〜14:45(上映後、龍村監督の講演・閉会16:30)▼会場/千葉市民会館▼入場料/前売券1,000円(多田屋稲毛店・多田屋千葉中央店)当日券1200円▼問い合せ/TEL090-9976-7240(ガイアネットワーク千葉)
英会話サークル「豊友会」
会員募集

外国人女性講師を交えた英会話サークルです▼稲毛公民館=第1・3木曜、9:00〜12:00▼小中台公民館=第1〜3木曜、17:30〜21:00▼入会無料・月会費4,800円▼問い合せ/メールtosh2@r5.dion.ne.jp 岩間 TEL258-9752
海外の日本語教育事情
〜中南米編海外で活躍した、現役の日本語教師による現場の声の講演会▼日時/12月19日(日)14:00〜16:00▼会場/教育情報研究所(美浜区中瀬1-9-1ロボットFAセンター11F)京葉線「海浜幕張駅」歩10分・JR/京成「幕張本郷駅」バス10分▼参加費/1,000円〈要予約〉▼問い合せ/NPO法人全国日本語教師会 TEL213-6066(鎌形・牧)
第3回 題名の無い落語会
落語を中心とした数席「看板のピン」「蛙茶番」「お化け長屋」粋曲等▼12月25日(土)14:00〜(開場13:30)▼千葉市轟公民館講堂(JR西千葉駅北口歩10分)▼入場無料▼主催/千葉大学落語研究会卒業生▼連絡先/赤上典之 TEL080-5479-0157
こみなと稲毛ギャラリー
12月7日(火)〜12月26日(日)小湊鉄道フォトコンテスト「小湊鉄道沿線と養老の四季」写真展▼ギャラリー使用などのお問い合せはTEL252-4713こみなと稲毛ギャラリー(稲毛区小仲台2-3-12・JR稲毛駅1分)まで
ししくら清蔵後援会イベント
鶴岡八幡宮参拝・横浜中華街▼2005年1月15日(土)▼7500円(先着135名)●観劇会/明治座「日本橋物語U」三田佳子主演▼2005年3月12日(土)▼12000円(先着135名)▼いずれも時間は参加者に後日連絡▼ししくら清蔵後援会事務所 TEL256-8361 FAX256-8844(電話は土日を除く10:00〜17:00受付、担当・藤田)
カルチャーセンター稲毛
生徒・教室利用者募集!

会議・研修会にもどうぞ。メイク教室、ステンドグラス、マミフラワーデザイン、イラストレーション、パッチワーク、キルト、油絵、書道、ろう造花、手書き染め等。問合せはC244・3989【設計士の住い塾】家ができるまでのプランニングから業者選び、資金計画まで▼日時・12月25日シ午後1時〜3時▼問合せ・アイム設計C244・3989

今月の人 行政書士は行政と市民のパイプ役
千代田商事グループ代表取締役・千葉県行政書士会理事
内田 きみゑさん (56歳)
佐倉市出身の内田きみゑさんは行政書士の仕事を受け持つ「千代田商事グループ」の代表取締役を務める。美浜区新港に千葉本店があり、袖ヶ浦店と習志野店も展開している。同社は主に自動車登録専門の仕事を取り扱っている。
 平成17年1月1日から使用済自動車の再資源化等に関する法律(自動車リサイクル法)が施行されるとともに道路運送車両法の新しい抹消登録制度がスタート。これは車のリサイクル推進と不法登記防止の推進のために施行される。車の一時使用中止や廃車や輸出の場合、最後に車をスクラップにしたのか・部品をバラバラにして再利用したのか等を確認し永久抹消の証明が必要になる。また、使用済自動車が適正に解体されて永久抹消登録申請または解体届出と同時に還付申請が行われた場合に車検残存期間に対応する「自動車重量税の廃車還付制度」が実施される。同社ではこれらの申請書や証明書を引き受ける。
 千代田商事は稲毛区轟町で内田さんの父親の代から始まり、創業40年になる。内田さんは高校生の時から父親の仕事を手伝い、独学で行政書士の資格を取得。昭和44年に現在の場所に移転。昭和47年に結婚、長女として家業を継いだ。昭和61年に父親が亡くなり、内田さんが代表になった。「父親は家庭でも仕事上でも厳しい人だったが、父親の言う事は法律であり常に父親を目標に頑張ってきた」と語る内田さんは子どもの頃からお料理が得意で、本当は料理屋の女将さんになることが夢だった。「後悔しない人生を過ごしたい」と考え、夫の後押しもあり平成5年、事務所の2階に割烹料理のお店を開いた。板前さんを雇い、仕事の合間にお皿を洗うなど充実していたが、様々な事情で4年余りで閉店。お店の事で悩んでいた内田さんを救ってくれたのが「美浜区倫理法人会」だった。
 平成6年から倫理の勉強会に通い、昨年までの4年間は事務長を引受けた。「セミナーに通うことで気持ちがコントロールされ、活力を得て確たる信念を培うことができた」と内田さん。「将来は3人の子どもたちの力も借りて、行政書士の他にも司法書士や社会保険労務士等、様々な依頼に対応できる総合コンサルタント事務所を開きたい」と夢を語った。【浦野】 千代田商事(有) Tel.241-0711

短編連載「人生うらおもて」 最終回
賢い探偵社の利用の仕方  又木 太郎
 長期間にわたり、ご愛読をいただき誠にありがとうございました。今号をもちまして、この連載を終わらせていただくことになりました。日常生活の中で探偵社・興信所などに関わる機会は殆どないと思いますが、何らかのトラブルを解決するために、いざ相談や依頼をしようと決意しても、身内の恥になることや他人には、とても言えない秘密事項を話さなければならないこともあって、慎重にならざるを得ないでしょう。そこで最終回は「賢い探偵社の利用の仕方」を記載しました。ご参考にして下さい。
 1.何を調査してほしいのか、調査の目的をはっきりさせること。相談を受ける探偵社も、依頼者自身が状況を細かに話さなければ、正確な事態を把握することができません。事前に必要なことをメモしておくとよいでしょう。
 2.探偵社を選ぶ際に、電話帳広告などを見て電話で問い合せる場合、氏名・住所などは話す必要はありません。大まかな目的を伝えて、おおよその調査料金を聞きます。探偵社によっては質問には一切答えずに「詳しく話を聞かないと正確な見積が出ない」と言って、面会を強調してくる業者もありますが、大体の目安を出してもらうことです。しかし、探偵社側も内容が複雑な場合は、落ち着いて話を聞かないと、正確な見積金額が出せないことも事実です。
 3.調査会社の担当者との面談は、調査会社の事務所が適切です。調査会社の内情が把握できます。
 4.依頼をする場合、必ず調査見積書と契約書を取り交わすことです。それも出来るだけ細かな内容まで取り決めた方がよい。
 5.料金の支払いは前払いが一般的ですが、見積調査料金の3分の1か、多くても半額程度を着手金及び前払い金とするのが適切でしょう。着手金は解約の場合、返金されない契約になっているケースが殆んどですので、着手金と前払い金は、はっきり区別するように契約して下さい。
 6.まだまだ多くの注意点がありますが、弁護士など確かな人物に探偵社を紹介してもらうのが一番安全かもしれません。(おわり)
(株)愛晃リサーチの調査記録を参考にしたノンフィクションです 。


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